手湿疹の特徴

手湿疹の治療

 

 

手湿疹は完治させるために長い期間が必要となり、きちんと治すまでにはかなりの根気が必要となります。途中で嫌になってしまい治療を止め、何十年も手湿疹のままでいるという人もいます。症状が悪化すると出血したり強い痛みも伴うようになりますので、途中で治療を止めたりせずにしっかり完治させるように頑張りましょう。

 

 

手湿疹になると、ほとんどの場合ステロイドを利用した塗り薬を用いて治療を行います。ステロイドというのは副腎皮質ステロイドホルモンと言って、副腎という臓器から分泌されるホルモンのことです。正常な身体を維持するための大切な働きを持っているものです。ステロイドはアレルギー反応を抑えたり炎症を強力に抑えたりする働きをしてくれます。

 

 

アトピーや乾燥肌、手湿疹など肌のトラブルを抱えている人は、ステロイドホルモンが減少してしまいきちんと機能していないことが原因ともされています。ステロイドを利用して治療を行うことで本来の働きを取り戻す手助けをするのです。ステロイドは免疫の働きを抑制させる効果もあります。

 

 

しかし、ステロイドは皮膚への負担が大きく副作用を心配する人も多いのです。医師の指示通りにきちんと使用することが重要となります。途中で治療を止めてしまったり、自己判断で塗布量を増やしてしまうのは危険ですので止めましょう。全ての皮膚科でステロイドを利用しているわけではありませんが、治療を始める場合には事前に確認し、使用したくない場合には医師に相談するようにしましょう。